丈夫なカバン。 ~犬印鞄製作所

カバンも人も、長くつきあっていくなら真面目で丈夫なのがいい。

かばんを漢字で書くと、革偏に包むと書いて「鞄」と書くわけですが、
旧字体だとつくりの「包」の「己」の部分が「巳」となります。
実際に書いてみると気づくのですが、包む部分が閉じているわけです。
大事なものを革に包んで、しっかりと口を閉じてこそかばん、なんですね。

ねこまきは犬印鞄製作所のA4ショルダーを仕事用に使ってます。


犬印純綿帆布3ウェイバッグ(A4)

把手を持ってブリーフケースとして使用するだけでなく、ストラップを付けてショルダーバッグとしても、またリュックとしても使える便利な3ウェイバッグです。A4ファイルがすっぽり入るたて型で、シンプルなデザインは女性に人気があります。外側に付いたペン差しが機能的で、デザインのポイントにもなっています。把手取り付け部分には補強の帯鉄入りなので重いものを入れても型崩れしません。 内部には2段のポケット付きで、小物もすっきり整理することができます。

サイズ 縦32×横28×まち幅10cm
ストラップ長さ90~150cm(無段階調節)
重 量 約590g
材 質 本体:純綿6号帆布(はっ水加工)
付属:天然皮革(牛革)



ねこまきのは犬っぽいブラウンカラー。
厚めの帆布を使っており、糊が強くきいているため、すっくと直立するのが愛らしい。


2年くらい前に訪れたときは、浅草に2店舗ありました。
路面店では着流しを着た店員さんがいて「浅草っぽいなあ」と思った記憶が。

ねこまきが3ウェイを購入したのはビル店舗でした。
小さい看板でなかなか見つからず、うろうろしていたのを覚えています。
人通りの華やかな路面店と比べたら、ビル店舗はひっそりとして
お店の奥の方からカタカタカタ・・・と心地よいミシンの音が聞こえてくる。
真面目なものづくりをする、真面目な空間と時間がそこにはありました。


ちなみに使っていて気付いた点がありました。
底部の縫いふちが衣類と擦れるため、長時間ランドセルで背負うと着衣が痛むのです。
ねこまきが気付いたときにはジャケットにヨコ擦れ痕、ベルトループはボロボロに。
糊と縫製が強すぎてしまうからですかね。ランドセルで検討の方はご注意を。

犬印鞄とは---  アルプスでは遭難した人の捜索に救助犬が活躍します。救助犬の首には小さな樽が付けられ、遭難した人はその中のウィスキーを飲むことによって生命の危機を乗り越えます。 戦後間もなく、物資のない時代に「救助犬の小さな樽」のような犬と鞄を組み合わせたマークを付け始め、昭和28年に商標登録されました。以来、派手さはありませんが犬印のバッグは本物の良さを知っている人達に愛され続けています。