もひとつ笑顔がふえますように。

ジャラララ〜ン♪ 

東北地方太平洋沖地震でめちゃめちゃになった部屋をかたづけながら、
猫巻が歌をつくりました。玉栄政昭さんのオマージュです。聴いてください。





『せつやくのうた』 作詞:ねこまき 作曲:あなた

 
1、
  おそうじをしています たおれた本棚なおしてます
  おそうじをしています おでかけやめて外食やめて

  ガソリンつかわず自転車で 手回しラジオにきりかえて
  浮いたおかねを募金です タンスの奥から千円でます

  じっとじっとがまんして あなたと一つをはんぶんこ

  もひとつ笑顔がふえますように だれかの命がつながるように
  もひとつ笑顔がふえますように おそうじしながら願ってます



2、
  ひと助けしたいです 道路も電車もとまってます
  水道電気もとまってます コンビニいっても何もない

  夜はロウソクつけまして 朝は早くに起きまして
  いつもの顔で準備です かえってくる人まってます

  ずっとずっとみまもって わたしの一つをゆずります

  もひとつ笑顔がふえますように だれかの命がつながるように
  もひとつ笑顔がふえますように 準備をしながら願ってます


  涙をはんぶんもらいましょう  笑顔をふたりでわけましょう


  もひとつ笑顔がふえますように だれかの命がつながるように
  もひとつ笑顔がふえますように おそうじしながら願ってます

  もひとつ笑顔がふえますように みんなの希望がつながるように
  もひとつ笑顔がふえますように おそうじしながら願ってます





震災3日目を迎え、いまだ余震は続くものの、猫巻の地域はひとまず落ち着きました。
動向を冷静に見守り、ささいなことでも自分に何かできないか考えていきたいですね。

西堀酒造の蔵開き『若盛祭』

栃木県小山市にある西堀酒造の蔵開き『若盛祭』に参加しました。

遠方のファンも多く、敷地内は大にぎわい。利き酒やミニコンサート、地元店の屋台など地元密着型のイベントです。

あまり知られていませんが、栃木県は全国でも酒造りの盛んな地域です。日光山系からの伏流水、良質で豊富な米、都心に近い立地の良さなど環境に恵まれて、明治時代には全国3位の生産額を誇ったといいます。その中でも小山では、明治期には15人ほどの酒造家がおり一大産地でした。現在は西堀酒造を含めた5つの蔵元が伝統を受け継いでいます。




にぎやかな敷地と対称的に、酒蔵は静謐。ひんやりとした暗がりの中で眠っています。


新酒を手詰めすることができました。ちょっと嬉しいレア体験。




西堀酒造は明治大正期の近代建築を今に残しており、国登録有形文化財となっています。

国道4号沿いからもわかる煉瓦煙突。野木町の下野煉瓦製造会社の赤煉瓦を使用。
壁面の亀裂は、関東大震災の被災を物語っています。


仕込み蔵を改装したアンテナショップ。往時の雰囲気を残します。
お酒のラインナップについつい目を奪われますが、天井もまた見事。ぜひ見上げてみて。



敷地内に「近江やラーメン」というラーメンやさんがあります。
なんでも日本唯一の酒造直営ラーメンやさんだとか。

ラーメン
しっかりとした手打ち麺にあっさり醤油スープがよく絡む。うまい。
実はスープのベースに、相当な量の日本酒をつかっているそうです。
仕込みの段階でアルコール分はすべて飛んでしまうため、旨味成分だけが残るとのこと。


つけめん
キツすぎない魚介系スープでぺろりと頂けます。
麺のうまさを良く味わいたいならこちらがオススメ。

いずれも酒造り用の水をつかっています。水の美味い飲食店は、はずれがありません。



そしてこちらはおみやげの手詰め原酒。ここしばらくは夜のお伴となりそうです。



この蔵開きは毎年3月と10月に開催されます。
ちょうど新酒造りをはさむように行なわれるため、それぞれ蔵の雰囲気が違うんだとか。
なお、酒蔵見学は希望者がいれば随時行なっているそうです(要予約、無料ガイド付き)

お酒好き以外にも建築ファンや歴史好き、ラーメン党の方も必見ですね☆