亀戸天神社の亀と梅とうそ

2月から3月にかけて、なんだかとても忙しくて季節感を忘れてしまいそうな猫巻ですが
先日ちょっと足をのばして亀戸天神まで観梅にいってきました。



境内の池では亀が岩にのぼったりのぼれなかったりぽちゃんぽちゃんと。
かなりのんびり。平和です。


手水舎でも水が勢いよく吹き出ています。ぴゅーと。




こちらが本殿。

本殿手前には、うそがいます。本当です。鷽は”幸運を招く鳥”らしい。
また、あちこちはげた御神牛さまもいます。
自分の身体の悪い部分をなでると、良くなるからだそうですよ。

ちなみに菅原道真公も丑年だったとか。



梅はぎりぎりといったところ。今はもう散っているかも。



帰りは天神でてすぐの船橋屋さんへ。くず餅ひとすじ二百三年。

きなこと黒蜜のバランスが絶妙で、濃い目の日本茶にあって、かなり美味しかったです。


亀戸天神社は藤も綺麗とのことで、4月末には藤まつりもあるそうです☆

ここは川越、小江戸の街

2月の連休を利用して、埼玉は川越市に行ってきました。

JR川越線を降りて、クレアモールという商店街を抜けていく。
この商店街がまた長いのですが、ぶらぶら歩くのにいい陽気。そんな猫巻ぶらり旅。

商店街を抜けた先、熊野神社というところでひと休み。
境内には銭洗弁財天の賽池があったので小銭をじゃぶじゃぶ。ご利益ありますように。


そこから程なく仲町へ。人もパラパラ増えてきます。車はガンガン走ってます。


小江戸川越というコピーの通り、蔵屋敷が立ち並ぶ風情のある街並み。





川越のシンボルといえば、時の鐘。
鐘楼は現役で、1日に4回(午前6時・正午・午後3時・午後6時)、
昔と変わらぬ鐘の音を川越の街に響かせます。
ちなみに電動です。



観光客も国際色豊か。年配の方を乗せた人力車がせわしなく、とてもにぎやかでした。


こちらは視点をかえて蔵造り資料館から望む時の鐘。
ここからの眺めもなかなかのものです。



もうひとつの観光名所、菓子屋横丁。主役は子供にバトンタッチ。
ちなみに、ここで食べたタイヤキ、とても美味しかったです。おすすめ。



そういえば蔵造りとは趣の異なる建物がありました。ここだけ大正モダン。
聞けば埼玉りそな銀行が昔の建物をそのまま利用しているそうです。
街並みを大切にしようとする気持ちが伝わってきますね。


川越といったらサツマイモ!
ということで芋まんじゅうで〆。紫芋の味がはっきりして美味しかったです。
あとお土産に「まめ屋」さんで、きなこまめを買いました。

ちょこちょこ買い物が増えて、気がつけば銭洗の小銭もつかいきってしまった猫巻でした☆

メレルのダブリン

昨年末のことになりますが、
オンオフにも履けるシューズがほしいな、と思って探していたところ
ビビビッときたメレルのシューズ。決め手はシンプルさと紐なしモックタイプ。
とても気に入っています。

 MERRELL DUBLIN
■ スリップラストコンストラクション
■ プレミアムヨーロピアンソフトレザーアッパー
■ PUコーテッドアブレーションレジスタントヒールカウンター&トウフェルトインサート
■ 伸縮性ゴアインサート
■ ピッグスキンヒールカウンターライニング
■ バンプライニング1/3トゥイル/カラーライニングスケルトンピッグスキン/カウンターポケットスプリットスエード/アウトサイド&インサイドクォーターライニングG2000ファブリック
■ 抗菌Cita-XYAgIONフットベッド
■ ナイロン6,6インジェクションモールドアーチシャンク
■ エアークッションミッドソール
■ プロテクティブランドナチュラルクレープ
■ メレルアートレックソール(スティッキーラバー)


このアートレックシリーズは都市名をそのまま名前にしている遊び心。



ところで、この秋冬のメレルはジャングルモック誕生10周年を打ち出していました。
いわゆるコンフォートシューズというネーミングを広めたのも
メレルだったのではないかと思います。

1970年、ユタ州バーナルでMERRELLの創始者ランディ・メレルがオーダーメイドブーツの製作を始めました。幼い頃からアウトドアに親しんだ彼のブーツは全米で評判になり、1981年には「バックパッカー・マガジン」誌上で”北米で最も機能的で快適な靴”に選ばれました。この記事に目を留めた2人のアウトドアフリークがランディ・メレルを誘い、ブーツのための新会社を設立。生産工程を改良し”長時間履いても足が疲れない”という魅力をそのままに、多くの人に手軽な値段で提供できるようにしたのです。
ジャングルモックが誕生したのは、今から10年前のある停電の日。メレルの定例ミーティングがストップして生まれた自由な空気の中で、これまでにないアイディアが飛び出しました。それは、開発中のハイグリップなアウトソールと、ビッグスキン製スリッポンのアッパーを組み合わせるということ。アクシデントから生まれたこの組み合わせは、履き心地に足し算以上の効果をもたらしました。足をサイドから包み込むように設計されたアウトソールは、紐のないアッパーとあいまって、ゆとりある空間を生み出したのです。疲れた足にも楽に履けて、歩き心地がいい。ジャングルモックは、アフタースポーツシューズという新しい流れを鮮烈にスタートさせ、世界中の人々に愛されつづけています。



ジャングルモックは一足あると本当に便利です。
クッション性が良く、履き心地がとても優れているのでリハビリ中は愛用していました。
スポーツ後のクールダウンにはもちろん、ちょっとした外出などにも重宝しますよ。

ちなみに猫巻のモックはブラウン系の落ち着いたカラーなので合わせやすいです。

家がなくなる

猫巻のすむ家の隣に高層マンションができるようです。

建築基準をクリアし、役所から認可がとれていれば、
付近住民へのマンション説明会はしてもしなくても法的には問題ないそうです。
とはいえ、なんだかいい気はしません。

入居者が流入してきて地域が活性化すればいいと思うのです。
ところが、ここ数年でマンションが林立しはじめている猫巻の街では
商店街は過疎化が止まらないし、マンションでは空き部屋がぽつぽつ目立ちます。

役人が考える都市計画のヘタクソさときたら!


それはともかく、先週末から解体がはじまりまして、
猫巻の幼なじみのホンダさんちがなくなっていました。青い瓦屋根だったホンダさんち。

もう今はただの更地。

数ヶ月後には右手にみえるハイツも取り壊されるそうです。

ちなみにこのあたりには街の旧跡になっているものがあるのですが、
それも見事に取り壊されておりました。

ケヤキの木も切り倒されて、のらねこや野鳥の遊び場もなくなってしまった。
ああなんかやんなっちゃうな。

精神文化を誇りにし大切にしようとする街に、人は集まってくる。
目先の利益におわれるだけの街には住みたくないものです。



そんなことを考えていたら、軒先のアスファルトの間から、
ちいさくてもつつましい幸せを守っていこう。

谷中七福神めぐり

猫巻は谷中の街並みが好きでして、足しげく通っているうちに谷中七福神巡りなるものを知りました。
なんでも東京で最も古い七福神さんと歴史あるだけに、いちだんと霊験ありそうです。
コースは田端から日暮里~谷中を経由して上野不忍池(或いはその逆)。
正月から1月15日までの期間に、各寺の七福神を拝観できます。
御朱印や記帳のほか、無料のスタンプも置かれているので親子連れのスタンプラリーもいいですね。


猫巻たちがまず向かったのは田端東覚寺。福禄寿(人望)です。
写真は金剛力士、赤紙仁王。身代わり仁王さまとも呼ばれ、赤紙を貼ったところが良くなるそうです。
ちなみに猫巻は眼に貼りました。頭じゃないですよ。


次に向かうは日暮里青雲寺。恵比須さま(正直)。
ここには滝沢馬琴の筆塚がありました。南総里見八犬伝。 

ほどなく日暮里修性院。布袋尊さま(大量)。
ピンクの塀に布袋さんのイラストが描かれている個性的なお寺です。
そのうえ墓地販売ののぼりがアチコチにあったり、住職がバリトン声だったりと強烈。


夕焼けだんだんをこえて谷中長安寺。ここは長寿の寿老人。
狩野派のアウトロー、狩野芳崖の墓があります。グレイシー一族でいえばハイアン・グレイシーです。


そこから谷中霊園を抜けて谷中天王寺。毘沙門天(威光)。
おそらく七福神寺社内で最も大きな境内です。猫巻は縁側でひなたぼっこしてました。
また、お堂は古いのに、寺務所は近代化されていてモダンでした。

ここまでざっと2時間くらいあります。谷中銀座で寄り道したりするとあっという間です。


そこで散歩の楽しみ”つまみぐい”は、
谷中商店街のメンチとか谷中カフェとか愛玉子とかが定番だと思いますが
今回、猫巻たちが寄ったのはパティシエ・イナムラショウゾウ。


イルフロマージュ・レアチーズと上野の山のモンブラン。
モンブラン美味しかったです。けっこう量あります。


脱線はそのへんにして上野護国院。富財の大黒天。
寺内の雰囲気がいちばん好みでした。ここで初みくじ引きました。吉。


そして最後に、上野不忍池弁才天、愛敬。
さすがに人が多かった。長蛇の列。


そうして完成した谷中七福神巡りの色紙がこちら。
どの御朱印も達筆なので見ていて箔がありますね。
色紙のほかに、手刷り和紙も人気があるようです。


ウォークラリー&スタンプラリーなので楽しさ2倍増☆ 谷中七福神は今月15日まで。

長谷観音と雪の華

あけましておめでとうございます。
みなさん初詣にはもう行かれましたか?

猫巻は茨城県古河市にある長谷観音に行ってきました。
本命性が鬼門の家人がいた、ということもありまして方位除けです。

古河の長谷観音は日本三大長谷観音のひとつだそうです。
三大○○という語呂は日本人好みですね。


初詣ということでさすがに多い参拝客。平日はほとんど人いません。
明観山観音院長谷寺(長谷観音)みょうかんざんかんのんいんはせでら(はせかんのん)
古河歴史博物館にほど近い長谷観音は、正式名は明観山観音院長谷寺という。
本堂には明応2年(1493)に初代・古河公方足利成氏が鎌倉の長谷寺から勧請した高さ2mあまりある木造の十一面観世音菩薩立像を安置する。
鎌倉、大和の長谷寺とともに日本三大長谷のひとつに数えられる。
古河城の鬼門除けとして、かつては歴代の古河城主の祈願所でもあった。
祈願(11時・14時)の際には本堂内の菩薩像を拝観できる。


ところで古河市のあちこちに雪の結晶をモチーフにしたものを見ることが出来ます。 

左2つは道路と歩道、右上のは小学校の塀にあったもの。 


これは江戸時代後期、古河藩主であった土井利位(どいとしつら)という殿様が、『雪華図説』という書物をまとめたことにちなんでいるとのこと。


『雪華図説』は日本初の雪の結晶の専門書なのだそうです。
ちなみに”雪華”とは雪の結晶を名づけたもの。
グッドセンスなお殿様ですね。


猫巻もグッドセンス目指して、今年はがんばりたいと思いマウス。

龍王峡と売店じいちゃん

鬼怒川帰りに立ち寄った龍王峡。 寒い! 風がつめたい! けれど絶景でした。




龍王峡におりる手前の売店で、鮎を焼いているおじいちゃんを見かけたらよろしくどうぞ。
なかなかファンキーなおじいちゃんでした☆

鬼怒川温泉郷で思ふこと

トンネルを抜けると・・・



そこは鬼怒川温泉郷だった―――

年末から年明けにかけて連休がとれたので、鬼怒川温泉にいってきました。
鬼怒川は都心からだと電車で2時間程度の温泉地です。
アクセスがよいのでけっこう混んでるかな?と思いきや、わりと空いてました。

鬼怒川温泉地というと昔から紅葉時季や鬼怒川ライン下りなどのイメージが強く、
猫巻たちが行ったのはオフシーズンだったせいもあると思いますが
なんといっても温泉街が鄙びていたのがとても印象的でした。



ちなみに猫巻たちのお宿はこちら。
料金のわりに内装や設備がよかったです。当たり。
美味しい料理に舌鼓。朝から晩まで温泉三昧。ほかに見所がなかったというのもありますが。

ちなみに写真は貸切露天風呂ほおずき亭。これがなかなかあなどれない。落ち着きます。


ところで散歩してみて気付いたのですが、鬼怒川は大きな温泉旅館が多く、
いわゆる”おとなの隠れ家”的な旅館をほとんど見ませんでした。
これはおそらく、都心に近いという立地を活かした「宴会旅館」として発展してきたからなんじゃないかと猫巻なんかは思ってます。「東京の奥座敷」などという俗称は象徴的ですね。

その後、あさやホテルの経営破綻など記憶にも新しいように、
景気の波と個人旅行の変化と増加(格安海外旅行、源泉かけ流しブーム、こじんまりとした宿)
と趣向の変化に対応できていないなぁ、などと感想をもちました。

つまるところ、温泉街がほとんどないので、風情がないのです。
それゆえ、鬼怒川温泉ではホテル選びが大切といえます。
少し高くても設備の充実したところをオススメします。

駅前でお怒り顔の鬼怒太(きぬた)くん。帰り際にこんな顔にならないよう旅館選びは慎重に☆