霧がかかった霧降高原丸山トレッキング

前回の霧降高原ニッコウキスゲの続きです。

7/18の霧降高原は、もともと赤薙山トレッキングがメインでした。
陽射しがキツいかな、と思ったものの、当日は太陽が隠れ気味。歩きやすくなりそう、と淡い期待。
台風6号が近づいていて大気が不安定なんてすっかり頭にありませんでした。



ところが。ニッコウキスゲ群生地を過ぎていけば、あれよあれよとガスがかり。

(キスゲ平にて。ガスで見えないが、すぐ先で赤薙山と丸山への分岐となる)


手元の登山書には「赤薙山への道はアルペンムードむんむん」とあるものの、このガスで断念。

丸山に変更します。好きな言葉は「臨機応変」です。

(丸山方面を望む)



(丸山への登山道は、木道が整備されていて登りやすい)


ほどなく山頂。あまりキツくなかったです。

(山頂はひらけており昼食に最適。晴れていれば眺めも良さそう)


いっこうに霧がはれそうも無い中、八平ガ原方面へ下山。しばらく笹が続きます。



ちょっと物足りない山行だったなあ、と思っているとパラパラと水滴が降ってくる。
雨ふるかな、と思っていたら、ザァーッと一気に降り出してきました。慌ててカッパを装着。

水滴はすぐに本降りに。本降りから土砂降りに。仕舞には雷雨となりました。
やむなくツエルトで雨宿りするものの、しばらく待っても止む様子がない。
打ち付ける雨音を聞きながら逡巡した結果、豪雨の中で下山することに。

登山道は道の形をなしておらず、脇の笹を踏みしだく。沿いながら道なき道を進みます。
雨水のたまる場所では靴が埋もれます。ただでさえスリップしやすい下り坂を注意して。


気がつけば帰りの道は、小川になっていました。



本格的な雨天登山となったのは学生時代以来。結構テンパってしまいました。

雨の日の山には雨の日の魅力がある、だなんて教わったものですが、どうもニガテです。
やっぱり晴れの山行のほうがいいなと思ったねこまきでした☆

霧降高原のニッコウキスゲ2011

18日の海の日に、山行もかねて霧降高原へ行ってきました。
7月10日付けの下野新聞では7月中旬まで見頃とありましたが、この暑さで枯れはじめ。
ちょこちょこと残ってはいたものの、既に寂しく、大群落にはほど遠いものでした。








このあと丸山を登ったのですが、雷をともなう豪雨に遭って大変でした。
その記事はまた次回☆

石巻ボランティアバスのツアーガイドになる!

6月の最後の日、ボランティアバスのツアーガイドをすることになりました。
震災ボランティアも長くやっていると色々なことがあるものです。

ねこまきたちが向かったのは石巻市水明町。旧北上川の堤沿いです。陽射しが強い。


この日の作業は側溝の泥かき。側溝のフタが重くて堅いのでなかなか開かず、猛暑とダブルパンチ。
(無念にも余裕なく、作業中の写真は失念しました)


年齢も住まいも職業も異なるひとたちが、心をひとつにして泥と格闘している。
これって、ものすごいことなんじゃないだろうか。


旧北上川でお昼休憩をしている風景は、家族のピクニックみたいでほのぼの。
休憩は堤の上で。風が涼しい。ちなみにこの日は満潮でした。



石巻市は宮城県で2番に大きな町。市街と沿岸部では被災規模にも格差があります。
さらっと市街の様子だけ見て、だいぶ復興してると思うのは勘違い。



(日和山公園から石巻市全体が見渡せます)


(津波が遡上して何も無くなった旧北上川の中州。白く丸い建物は石ノ森萬画館)


(津波が直撃した南浜地区。家屋が見えますが実際は中身が抜けていて、がらんどう状態)


実際に降りてみます。



(人影のない門脇小学校。今は中学校の教室を間借りしているそうです)


(大漁旗がかかげられている)


(沿岸部は工業地帯であり物流拠点でもありました)


(復興への道のりは遠い)



最後に、今日のメンバー全員で集合写真をぱちり。

過酷な作業だったにもかかわらず、みんな充実の笑顔。ボランティアは一期一会です☆