栃木県の鞍掛山 492.4m

快晴が続きますね。4月中旬に鞍掛山にのぼってきました。

JR宇都宮駅下車、関東バスでろまんちっく村行乗車。
(バスの本数は少ないです。始発も9時位から。事前に確認しましょう)

新里で降車、登山口までずんずん歩きます。だいたい50分くらい。
うち20分くらいは車道を歩き、国道293の大きな道路を南下していくと、
だだっぴろい田畑が広がるので信号のある交差点を右折。ひたすら田園風景。

田植えをしていたおばあさんと挨拶したり、キジと遭遇したりしました。
鳥居の向こうに見えるのが鞍掛山。馬の鞍にみえます。


射撃場フェンスあたりから広葉樹のトンネルを抜けていきます。
気持ちがいい。トレイルランナーとすれ違いました。

15~20分で登山口到着。
立派な看板。近くには車も数台とまっています。


鳥居をくぐり、遊歩道を10分ほど進むと小沢にでます。

上流へ向かっていくと、5分ほどで鞍掛山の道標に。

道標を右に進むと小滝があります。

コップが用意されているけど、飲めるかどうかは怪しいです。
最近整理されたみたいで、ご神体ともども綺麗でした。

道標までもどり、さらに登ると5分くらいで分岐点。
左「岩コース」の登りルートを選択。地図では右「尾根コース」から下山できるみたい。

ねこまきが選んだ分岐左の「岩コース」はかなりの急勾配で、
途中から手すり用に鎖が張られています。地図を見ても等高線が狭く、
鎖なしではとてもじゃないが登れません。這うように登りました。
雨天時、雨天翌日で湿りがある場合は、絶対に登るべきではないですね。

これは登りきった上からの写真。写真でみるより、傾斜キツイです。
こういうのを最初に設置する人ってどんな人なんでしょう。すごいなぁ。


この急登を終えると頂上につづく尾根にでます。左側に、ちんまりと鞍掛山神社奥の院。


小休止を終えて、なだらかな尾根にもどり鞍掛山山頂へ。
途中には古賀志山へのルートもあり、縦走もできるようです。
10分ほどで山頂到着。残念ながら眺めは期待できません。
鞍の鞍部のところにあたるため、尾根に入ってからは登りがなく山頂という気がしません。

休憩はせず、山頂を通り過ぎます。すぐに大岩にぶつかります。
1mほどのはしごがかけられており、えいやッ!てな具合で登ると、そこには--



山腹の新緑やヤマザクラ、古賀志連山、宇都宮市街地が見渡せる、最高の眺望です。


下界のわずらわしさを忘れながら、ここで昼食。それでもって昼寝。


下山は岩の先の道から。ヤマザクラが綺麗です。
ロープのある斜面が一部あるので注意が必要ですが、登りの鎖に比べたらまだ緩やかです。
15分くらいで分岐点に到着。奥の院から山頂を経て、ぐるっと一巡していたんですね。

小滝に寄り道をしつつ、下山。3時間ほどの山行でした。
休日にもかかわらず、登山者は12人ほどの静かな山です。

帰路で、田植えのおばあちゃんと再度すれちがいました。
「のぼってきたんですかー 鞍掛山ですかー よかったですねー」
といわれ、ああ田舎っていいなぁとしみじみ思う猫巻でした☆


★ひとこと★
 ●岩コースも尾根コースも、雨天時はスリップ大なので登るのは辞めたほうが良いです。
 ●里山ながら大岩からの展望はすばらしいです。登山客も少なく、のんびりできます。
 ●ろまんちっく村では天然温泉に入れます(500円)。バス待ちの間に汗を流せますよ。